これからカナダ移住を目指す人がしておくべき5つのこと

こんにちは。カナダ移民コンサルタントのたんばです。

カナダ移住に限らず、海外移住は長期で計画を進めるに越したことはありませんが、具体的に何を準備しておけば永住権取得に当たって役に立つのか、イメージが湧かない方も多いと思います。今回はカナダへの移住を考えたその日からでも意識して実行していただきたい5つのポイントを移民コンサルタントの視点から紹介したいと思います。

1. 一にも二にもIELTS

 

 

カナダの移民申請において言語スキルは非常に重要です!

技能移民クラス(Skilled Worker Class)のプログラムはいずれも語学試験のスコアが問われます。
IELTSはここで説明するまでもなく名のしれた英語試験ですが、カナダの移民申請にはもう一種類、Made in Canada の英語試験・CELPIP (Canadian English Language Proficiency Index Program)も使えます。

しかし、日本で受験は行われていないため、日本の方は実質的にIELTSのみが選択肢となるでしょう。

必要なのはGeneralテスト

IELTS Generalテストはリーディングとライティングのトピックがやや難解なIETLS Academicテストと比べてハードルが下がります。ちなみにリスニングとスピーキングはAcademicとGeneralで難易度は同じです。

 

リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能の全てで6.0以上を目指してください。四技能全てで7.5〜8.5が得点できる方は、カナダの移民申請には非常に有利です。

 

カナダ移住を視野に入れている場合は、一般的な英語学習、英会話もそうですが、IELTSに的を絞った試験対策をコツコツと続けることをおすすめします。

 

2. カナダが求める職種で経験を3年以上積む

 

 

カナダに存在する全ての職種はNOC (National Occupational Classification、業界用語ではノックとも)というシステムで分類されています。職種のタイプとレベルによって、0(ゼロ)A, B, C, Dにカテゴリされ、また4桁の数字が振り当てられています。

一般的にはこのNOCの0, A, Bに該当する職種が、カナダにおけるハイスキル職種とされています。

  • 0 – マネジメント職
  • A – 通常四大卒かそれ以上の学位が求められる職種
  • B – カナダでは一般的にカレッジの学位や職業訓練が求められる技術職、専門職

例えば

人事マネージャーはスキルレベル(タイプ)0で0122

ウェブデザイナーはスキルレベルAで2175

調理師はスキルレベルBで6322

 

といった具合です。これらの職種で丸々1年間フルタイムで働けば、カナダの移民申請に必要な最低限の就労経験資格は満たしますが、これが3年以上の経験となると、さらに自分のプロフィールを強力なものにすることができます。

また、カナダには日本のように正社員、契約社員(とその他の非正規雇用形態)といった分類はなく、基本的にはフルタイムかパートタイムかが重要となります。

つまりこれらの職種で働いていれば、日本で必ずしも正社員という雇用形態でなくても、フルタイム(週30時間以上)で就労している限りは資格を満たす就労経験として換算することが可能です。

 

3. 日頃から、特に直属の上司や人事マネージャーと良好な関係を築いておく

 

 

技能移民クラスで移民申請をする場合、職歴の証明として提出しなければならない必須書類は、職場の直属の上司か人事マネージャーからのサイン付きレターです。

在職中にカナダの永住権を申請する場合、日頃からこのようなお願いが出来るような人間関係を上司や人事部と築いておくことはもちろんですが、退社してから申請する場合でも「立つ鳥跡を濁さず」、円満退社ができるよう日頃から心がけましょう。

また、雇用契約書や給与明細など職歴に関する書類は全て原本を保存しておきましょう。

 

4. 預貯金を増やす

 

 

当たり前のように思われるかもしれませんが、これも技能移民申請で重要な判定基準の一つです。

例として、フェデラルスキルドワーカープログラム(FSWP)の申請において、雇用主からすでにジョブオファーがあり、なおかつすでにカナダで就労中の申請者を除き、独身の申請者に求められる資金証明はCAD$12,300 (2017)です。同行する配偶者(パートナー)や子供がいればさらに多くの資金を所持していることが求められます。

*この資金は申請者とその家族が、カナダに移住して職を確保するまでの間、政府の生活保護手当等に頼ることなく経済的に自立した生活を送るために証明が必要とされるものです。政府機関等にこの資金から何かの支払いを求められるわけではありません。

 

5. 調査目的の旅行をしてみる

 

 

今の時代、ネット上を探せばカナダ在住者の生活体験談や各都市の好みにまつわる意見など、いくらでも見つかるとは思いますが、人に聞いた話と、実際に自分がする体験には必ず差があります。

具体的には、気候 – カナダの冬の寒さ、人種構成や人々の話す英語、フランス語、食料品や日用品の物価など、もちろん住む街によって開きはありますが、イメージが覆ることも多いと思います。

私の個人体験で言うと、日本や時にはバンクーバーの友人にでさえ、トロントやモントリオールなどの東カナダの冬は「耐えられない極寒」というイメージを持たれています。実際にその地域に住んでいる私からすれば、こちらでは冬服や暖房が優れているため、寒さをたいして問題視したことはないのですが、こういうステレオタイプなイメージを言葉だけで覆すのは非常に難しいことです。

やはり「百聞は一見にしかず」、移住を考える前に短期間でも実際に訪れてみると解決する疑問もあるのではないでしょうか。

 

以上、これからカナダ移住を考える方はこれらのポイントを押さえ、着実に準備を進めてください。