
2019年10月30日、ケベック州移民局(MIFI)は、ケベック州移民プログラムの、主にケベック・エクスペリエンス・プログラム(通称:PEQ)に関わる大幅な改定を発表しました。2種類あるサブカテゴリ―PEQケベック・グラジュエートとPEQテンポラリー・フォーリンワーカーのどちらも、申請資格が変更されています。
PEQケベック・グラジュエート(2019年11月1日発効)
ケベック州雇用市場のニーズを反映する形で、CSQの申請資格を満たすディプロマ、修了証の種類と専攻分野が指定されました。
PEQテンポラリー・フォーリンワーカー(2019年11月1日発効)
ケベック州雇用市場のニーズを反映する形で、CSQの申請資格を満たす職種が指定されました。指定職種は全スキルレベル(0/A/B/C/D)に渡ってありますが、ハイスキル職種(0/A/B)とロースキル職種(C/D)ではケベック州内での職歴についての条件が異なります。
PEQ両カテゴリ共通(2020年1月1日発効)
同行配偶者、パートナーのフランス語要件
主な申請者の申請に含まれる配偶者、パートナーも、主な申請者と同様にフランス語要件(中上級レベルの聴き取りと会話)を満たすことが追加されました。
フランス語要件の証明方法
申請資格の一つであるフランス語スキル要件を満たすための方法として、認定教育機関によるコース修了が対象から外れました。これにより、フランス語で教育を受けたことのない申請者の場合、要件を満たす方法はTefaqなどの統一テストによってのみとなりました。
ケベック州の全ての経済移民プログラム共通(2020年1月1日発効)
バリューテスト
主な申請者とその同行配偶者は、民主主義的価値観と、ケベック州人権憲章で表されるケベック州の共通価値観についての知識を証明することがCSQ発行の条件となります。これは、アセスメント(テスト)形式、またはケベック移民局により指定されるコースを修了することで証明することになります。合格には75%の質問に正解する必要があり、不合格の場合は再試験も可能と発表されています。