Dependent Child の年齢上限 本日より22歳未満へ

2017年5月に移民局より発表されていた変更が本日2017年10月24日付で適用になります。これからカナダの永住権申請をお考えで、該当する年齢のお子様を同伴されたい方にとっては吉報です。

19歳未満から22歳未満へ

本日以降、移民局に受領される申請について、19歳、20歳、21歳の子供を、経済移民クラスで申請する親の同伴家族として含めることができるようになります。また、ファミリークラスで親がスポンサーになり、これらの年齢の子供を申請者としてカナダに呼び寄せることもできます。

家族の結束を高め、カナダでの家族の再統合を促進するため、また若年成人(ヤングアダルト)世代が比較的長く親と同居する傾向にある現代の家族構成を反映するべく、新しいDependent Child の定義が導入されました。

今回唯一の変更は、Dependent Childの年齢上限が18歳から21歳になったことです。

Dependent Childの定義である「未婚」で「コモンローの関係にないこと」は引き続き変わらず適用されます。また22歳になる以前から、身体または知的な障がいにより経済的に自立ができない22歳以上の子供もDependent Childとして認められます。

 

特別措置

今回の変更により、規定上2014年8月1日から2017年10月23日に移民局に受領された申請には、変更前のDependent Childの定義(19歳未満)が適用されます。

しかし、移民局は現在審査中の申請者が、Humanitarian and Compassionate Considerations (=H&C, 人道的な特別配慮)を根拠に、19歳から21歳の子供を同伴家族として申請に含めることを求める、膨大な数のリクエストが寄せられるこを予想して、それに応じる一時的な措置をPublic Policyという形で発表しました。(H&Cの審査は非常に複雑で膨大なリソースを要するため、移民局全体の業務を圧迫し、その他の移民カテゴリでも未処理ファイルを増やすという悪影響を及ぼします)

現時点でConfirmation of Permanent Residence (COPR)をまだ受け取っていない、審査待ちの申請者で申請時に子供が19歳から21歳であったため、申請書に含めることができなかった方は、この措置により子供を同伴家族として追加することが可能です。(2018年1月31日までに移民局へ届け出が必要)

また、今年5月3日以降カナダの永住権を取得された方で、現在22歳になるお子様がいらっしゃる方は、今回の措置によりこのお子様を例外的にファミリークラスでスポンサーできる可能性があります。(通常のルールではファミリークラスでスポンサーできるのは21歳までの子供)

該当されるお子様の申請をご希望のお客様はお問い合わせください。