ファミリークラス 国外申請と国内申請について①

カナダ国籍者、または永住者がスポンサーとなって、配偶者、コモンローパートナー(以後一括して, “配偶者”)の永住権を申請するには、国内申請、国外申請の2つの方法があることはご存知の方も多いと思いますが、どちらの方法で申請したらよいか迷っていらっしゃる方からのお問い合わせをよく頂きます。

大抵の場合は、ご本人(永住権申請者)とスポンサーのご希望で選択可能というよりは、申請者のそれまでのカナダ滞在履歴やその他の要素によって、いずれかの方法がより適していると言えます。

厳密にはFamily Classとは国外申請を指し、国内申請に付けられた法律上の名前はSpouse or Common-law Partner in Canada Classとされています。さらにFamily Classには、スポンサーされる側の永住権申請者が、申請時にカナダ国外に住んでいるか、カナダ国内に滞在中かで2つのパターンが存在します。

国内申請: Spouse or Common-law Partner in Canada Class

条件: 申請者である配偶者は、カナダ国内でスポンサーと同居を継続していること

メリット: オープンワークパーミットの申請が可能

永住権申請と同時に、雇用主の制限のないワークビザ(オープンワークパーミット)の申請が可能となります。

  •  オープンワークパーミットは基本的に2年間、またはパスポートの残存期限が2年未満の場合はその期限まで有効
  • 取得後は “Worker”のステータスとなるため、ワークパーミットの期限内はビジターステータスの更新は不要
  • 万が一ワークパーミットの期限内に永住権の審査が終わらない場合、再度ワークパーミットの申請も可能(実際にこのようなケースは稀)

注意点: 移民局の決定を不服とした控訴が不可

申請が却下された場合、移民局とは独立した裁定機関であるImmigration Refugee Boardへ、移民局の决定を不服とした控訴をすることはできません。

その他:

  • スポンサーが、出張や家族の理由でカナダ国外に短期で旅行をする場合などは、同居が解消されたとはみなされないため問題ない
  • 申請後の審査待機中、日本への一時帰国などカナダ出入国を伴う旅行を予定されている方には選択不可能、または不適切なオプション
  • 申請時点のステータスがStudent, または Workerの場合に、より適切な選択肢
  • 審査期間中に申請者がカナダ国内から出国する場合は、再入国の際に一定のリスクを伴います。特にオープンワークパーミット取得前、ステータスがビジターの方のカナダ国外旅行は控えたほうが無難と言えます。
  • 家族の冠婚葬祭など、やむを得ない事情があってカナダ国外に出る場合は、移民コンサルタントなど有資格者の指示のもとに行動されることをお勧めします。

国外申請については次回の記事で触れたいと思います。